実際、永住権審査時にIELTS6.5の証明は求められますか?(其の2)

前回は、IELTSなしで永住権申請するのは危険な賭けになり得ると書きました。

では、IELTS6.5ってどれくらいのレベルなのでしょう!?
今回は、日本人にとってのIELTSについて個人的な意見を書いてみます。

まずは、TOEICや英検と比べたほうがわかりやすいと思うので比較表をあげてみます。

IELTS TOEIC 英検
7 870~970 1級
6.5 820~870
6 740~820 準1級
5.5 600~740
5 550~600 2級

引用元:他のテストとのスコア換算|IELTS NAVI -アイエルツ ナ

あくまで参考です。
ニュージーランドの永住権申請に必要なIELTS6.5は、TOEICで言えば820~870程度なんです。かなり高いです。

それに、TOEIC820~870のスコアを持つ人でも、いきなりIELTSを受験して6.5を取れる可能性は低いでしょう。なぜなら、IELTSにはTOEICにないWritingとSpeakingがあるからです。そして、このWritingとSpeakingが難関です。

Writingは時間&字数制限と英論文の書き方のルールがあるので、これを対策しないと得点がとれません。何も準備しないで臨むと、まず時間に追われて惨敗します。

Speakingは「とにかく喋る」練習をしないと、これまたスコアが伸びません。シャイで聞き上手な日本人はまず苦手とするセクションです。言葉を選んだり、質問に100%正確に答えようとして、長く言葉につまったり無言でいたりするとSpeking以前の問題になってしまいます。

この2つのセクションは、対策しないと悲しくなるような結果になるのですが、逆に要所を押さえてきちんと対策すればかなりスコアが伸びるとセクションだと思います。


ニュージーランドの永住権取得にはIELTS6.5以上の英語力が必要です。もちろんかなり難しいですが、移住の目標が明確でモチベーションが高ければ、到達できるレベルだと思います。

それにやっぱり英語って必要なんですよね。現地で生活して痛感する英語の必要性。「移住して後悔すること」の1位は、絶対「日本にいる間に英語を勉強しとけばよかった」だと思います。逆に英語力はあればあるほど、生活が楽になります。

でもそれがわかっていても、やっぱり渡航前に英語の勉強なんてほとんどの人はやらないんですよね。とりあえず行ってしまう。それもわかります。

なので、その分現地に着いたら覚悟決めて、一定期間英語に向き合う時期があってもいいと思うんです。

その目標として、IELTS6.5ってのはちょうどいいハードルになるじゃないかなと。
永住権にも繋がりますし。

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