前回の続きです。
日本とニュージーランド、どちらがいいか?
今回は日本派のご意見です。
日本派といっても「100%日本!」という訳ではありませんが(それならそもそもニュージーランド在住じゃないでしょうし))、「外に出たことによって改めて日本の良さに気づいた」という内容です。
kouさんの回答:
ニュージーランドと日本、どちらがいいか?
私の場合、年齢とともにこの質問に対する答えが変わっています。30歳前にしてNZに来た時は、なんて素晴らしい国なのだろうという思いでした。その頃の自分は日本社会の息苦しさから解放されて海外で暮らしたい一心でしたし、ニュージーランドはその気持ちをしっかりと満たしてくれました。しかし今40代後半にさしかかり、様々な事情もあり、一度ここらへんで日本に帰国しようかとも検討しています。それはニュージーランドが嫌になったからというわけではなく、もう一度日本で暮らしてみるのも悪く無いかなという思いからです。大きくなった子ども達に、一度日本人として日本社会での生活を経験してもらいたいという目的もあります。また私自身、20年近い海外生活を通して、様々な角度から日本と海外を比較していくうちに、日本のいいところもしっかりと理解できるようになったことも大きな要因です。
また歳を重ね、私も老後を考えるようになった頃に、もう一度ニュージーランドに戻って来ようかと考えています。
僕自身も日本に対して持ってる感情はこれです。
サラリーマンだった20代後半はずっと「このまま日本にいたらダメだ」って思ってました。毎週末、スーパー銭湯の露天風呂の石の上で夜空を見ながら自問自答していました。1年間。
この頃の自分は、毎日残業&毎週末休日出勤の日々。目の前の仕事が全てでした。すごく狭い世界でしか生きていなかったんですね。
日本を飛び出しニュージーランドで暮らしはじめ、何度も日本とニュージーランドを行き来して、日本という国を外から見ているうちに、「いい国だな」って自然と思えるようになりました。
もちろん嫌な部分も依然あるけど、いろんな角度から日本と海外を自分の中で比較できるようになって、両方の良い/悪い部分を体感して、いい意味で今、すごく客観的な感情をもてるようになったかなって思います。
逆に言えば、移住前に持っていた「ニュージーランドは楽園」みたいな盲目的な憧れもいつの間にか消えていました。笑
海外在住の日本人は結構同じような気持ちを持っていると思うんですけど、いかがでしょ。