InfoNZフォーラム › フォーラム › 英語 › 日本人が英語を上達させるためには
このトピックには8件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。3 年、 12 ヶ月前に 管理の者 さんが最後の更新を行いました。
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ちゃこ先日、語学学校について質問させていただきました。
英語は日本人にとって習得が難しい言語だと言われています。
事実多くの日本人は英語を苦手としていますし、海外に出ても漠然と生活しているだけでは英語も上達しないといわれています。日本人は勤勉ですので、学習努力がたりないということではないと思うのですが、なぜこれほどまで英語が大きな壁となるのでしょうか?日本人が英語を効果的に上達させるコツはあるのでしょうか?
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トラトラこの問題は受験英語やカタカナ英語の弊害とか、インプット中心でアウトプットが足りない教育とか、控え目で失敗を恐れる国民性とか、色々な角度から議論されています。きっとそれらが複合的に影響してるんだと思いますが、あまり指摘されてないポイントを挙げておきます。
英語の習得を考えるとき、日本では「ボキャブラリー」と「文法」を意識して学校で勉強します。でも、それだけだと根本的に欠けているものがあります。単語やフレーズの選択、collocationと呼ばれているものに近い考え方です。
例えば「強い風」と「強い雨」と言う時、英語ではそれぞれ「strong wind」「heavy rain」と違う形容詞を使います。こういう例が英語には無限にあります。こういう状況だとAじゃなくてBと言う、なんてのもこれに入ります。
実用的な英語を身に付けるためには非常に大切なことなんですが、ボキャブラリーと同じで理屈があるわけではないので体系立てて教えることができません。覚えるための近道はなく、最も効果的な方法は大量に英文をインプットして、使える知識にするために大量にアウトプットすることです。日本にいてそのような環境に身を置くのはかなりの意思の強さが必要ですが。
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えいごりあん日本人が英語が苦手な理由としては、日本語と英語の言語体系が全く異なるという点にもあります。
ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語などの欧州言語は全てラテン語に由来してます。ですので、語順が同じですし、単語も似通ったものもたくさんあります。これらを母国語とする人間にとっては、英語はそこまで難しい言語ではありません。母国語からの応用がきくからです。
しかし、日本人にとっての英語は全く別の言語です。まず語順が逆なので日本語を話す感覚で英語を話すと、頭の中で置換していかないといけません。また発音に関しても、音の少ない日本語になれた日本人の耳では、英語の豊富な音についていけません。よく言われる[r]と[l]の違いなどです。
日本語の頭のままでは、英語を喋る際にデメリットにしかならないのです。対策としては、
-英語を英語として受け入れる
-大量のインプット&アウトプットで慣れる
-英語を喋らないといけない状況に自分を追い込む
などでしょうか。 -
Five人それぞれ目標が違うと思うので一概にはどんな方法が良いとは言えないので、私が実践した方法:
・好きな映画を字幕(英語)または字幕なしで何度も見る。
・日本に居るなら、ラジオの英会話、好きな英語プログラムを流しっぱなしにする。
・海外に居て飲酒年齢を超えているなら、ローカルバーに行ってドリンク1杯で喋りかけまくる! 皆さん酔っ払い過ぎていたら嫌な顔しますが、多くの人は自分の話に付き合ってくれます。
・子供の本を読む。子供の本にはいろいろな表現から言い回しまで載っているので、会話に使えるものを多くあります。
あとは自分が話せるようになる!なってやる!って気持ちが一番大事かもしれません。 -
たろ上にあがった点以外によく言われるものでは、
-聞き手に回りすぎて喋る機会が極端に少ない
-正確な英語を意識しすぎて話せなくなるなどがあります。
欧米人が延々と喋って日本人がずっと頷いて聞いているという絵をよく見ますね。日本語ではよく喋る人でも、英語での会話になると極端に聞きに回ってしまう人がいます。「相手の話に耳を傾ける」日本人の素晴らしい国民性ですが、英語学習の上では、アウトプットする機会を失うという点においてマイナスです。たまに、全然喋れないのにリスニングだけ異常に上達している人がいます。すごく社交的だけどちょっと控えめな若い女性に多いパターンです。2つ目については、逆に男性が多いかもしれません。特に理屈っぽく考え過ぎてしまう人ですね。まぁ、こういうタイプに限らず、日本人ってだいたい「ちゃんとした英語を話したい」って意識をみんな持っていますから、文法的なミスをついつい怖がってしまいます。恥の文化の悪い面ですね。
うーん、こうやって見てみると、日本人の特性ってことごとく英語学習に向いてないですねー
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ちゃこみなさん、回答ありがとうございます。
やっぱり日本人にとっての英語は、苦手と言われるだけの理由はあるんですね。よく分かりました。大量のインプット&アウトプット、英語を英語として考える、などはいいアドバイスをいただけた思います。でもわたし達が義務教育で習ってきた、いわゆる受験英語って役に立たないのですかねー、なんかもったいないですよね。
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トラトラ受験英語が役に立たないということはないですよ。和訳など英語を使えるようになるためにほとんど意味のない問題はいくつかありますが。
本当にどこに目標を定めるか次第ですが、例えばニュージーランドの会社でホワイトカラーの事務職・専門職として働きたい場合、高校までで習う文法とボキャブラリー程度であれば「知ってて当たり前」です。TOEICのリスニング全部聞き取れて満点取れたとしても幼稚園レベルです。
もちろん最初から皆がそこまで高い所を目指すわけではありませんが、英語ができるようになればなるほど学校英語の先にまだまだ知らないことがあることがわかってくるでしょう。受験英語は「役に立たない」のではなく、単に「足りてない」んです。日本の受験英語が役に立たない、というのは本を売ったり英会話学校に入学させるための煽り文句なので、それを間に受けて基礎を疎かにしないでくださいネ。
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ちゃこ幼稚園レベルなのですか!?
受験英語もせめて読み書きの足しにはなっているのかと思っていましたが、まだまだ足りないのですね。でもそうなると、6年間英語を勉強して話すもダメ、読み書きもダメな日本人の英語力っていっそう悲しくなります。
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>ちゃこさん
受験勉強は正直、「会話」には役立たないですよ。学校で話す練習はしていないわけですから。いくら難しい単語やイディオムをインプットしていても実践で聞いたり使ったりした経験がないんで使えないのです。
でも、受験勉強はIELTSの試験対策なんかをやるとその効果を発揮しますよ。日本人の文法力は非英語圏の人間の中ではずば抜けています。フォーマルな単語とか結構みんな知ってるんですよね。語学学校なんかで文法テストをやると1位から3位まで日本人なんてこともよくあります。
まぁでも受験勉強は無駄ではないのですが、やっぱり方向性がちょっと間違ってるのは事実ですよね。まずは話す力が欲しいですもんね。
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