InfoNZフォーラム › フォーラム › 英語 › 海外の語学学校に行けば英語がしゃべれるようになるんですか?
このトピックには7件の返信が含まれ、1人の参加者がいます。4 年前に えいごりあん さんが最後の更新を行いました。
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ちゃこ移住当初は語学学校にいくのが普通なのでしょうか?
わたしも英語に自信があるわけではないので、語学学校に行くものありかなと思っていますが、授業料も安くない(数千ドル?)ので迷っています。海外の語学学校というのは、どういった感じなのでしょう?
日本のAEONやGABAなどの英会話教室とは全く別ものなのでしょうか!?
英語が喋れるようになるのでしょうか?ネット上の表面的な情報では、いまいち雰囲気がつかめないのでこちらに質問させていただきました。経験者の方、教えてください。
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トラトラここは「移住・永住」についてのフォーラムなので、ワーホリでNZに来られることを前提としてお話しますね。
まず「海外の語学学校に行けば英語がしゃべれるようになるんですか?」というご質問ですが、ちゃこさんの「英語がしゃべれる」の基準がどこにあるかわからない以上は誰も答えることはできないでしょう。買い物ができる程度の英語で「話せた」と思う人もいれば、相手の言ってることも自分の言いたいことも90%くらいわかったり言えたりして初めて「話せた」と思う人もいるからです。
日本で英会話教室に通う場合も海外で語学学校に通う場合も同じですが、英語は教えてもらうものではなく自分で身に付ける努力をずっと継続し、覚えたことを試す場としてそれらの学校を使わなければ、国や場所がどこでも英語力が向上することは絶対にありません。
ということで、一応努力されることを前提として一般的な比較をしてみたいと思います。
【時間】
日本の英会話教室は薄く長く通ってもらうようにデザインされているので、1回1時間のクラスに平日毎日通ったとしても週5時間ですよね?海外の語学学校だともっと短期集中なので、1日5時間以上、それが平日毎日だったとすると、単純計算で5倍の密度です。英語の上達には圧倒的な時間が必要ですから、海外の方が効率いいのは間違いないでしょう。【授業内容】
上で「英語は教えてもらうものではない」と書きましたが、海外の語学学校では1日の時間が沢山あるので、かなり文法的なことやボキャブラリー的なことを学ぶ機会も多いと思います。日本のAEONやGABAは1時間の中でそんなことやってると英「会話」の時間がなくなってしまうのでもっぱらお喋り中心で終わってしまい、新しい知識を得るチャンスは意外に少ないでしょう。ただし、海外では文法も語彙の勉強も全て英語で教わることになるので、先生が何を言っているかほとんどわからないレベルの英語力だと正直厳しいです。【クラスメート】
先生はどちらもネイティブスピーカーだと思いますが、日本ではクラスメートは全員日本人なのに対し、海外ではほぼ全員が非日本人です。なので、海外の語学学校では休憩時間中も放課後クラスメートと遊びに行く時も共通言語は英語になるので、必然的にクラス外でも英語を使い続けることになります。もちろん何人かは日本人のクラスメートもいるでしょうが、語学学校の中でも外でもずっと日本人とつるんでいる程度の覚悟であればわざわざ海外に来る意味はありません。
あとよく勘違いしている人がいますが、クラスメートと英語で話さなければいけないと言っても、彼らは全員自分と同じレベルの非ネイティブ英語学習者です。自分の言いたいことを伝えるためのアウトプットの練習にはなりますが、ネイティブ英語のヒアリングの役には立たないですし、相手が話している英語も間違っていることがほとんどなので下手に参考にすると間違った英語を覚えてしまう可能性もあります。クラスでネイティブは先生だけ、という点は常に認識しておいた方がいいでしょう。【環境】
日本では英会話クラスが終わるといつもと変わらない日本語に囲まれた日常が待っているだけです。海外では語学学校の外でも買い物や外食する時に日本語は使えません。運良く非日本人がフラットメートだったりバイト先が現地経営のとこだったりすると1日全く日本語を使わないという、英語学習には理想的な環境に身を置くことになります。【費用】
先に書いたように時間的には圧倒的に海外語学学校の方が密なので、授業料だけ取ってみると海外の方がコストパフォーマンスはいいでしょう。ただ、日本だと実家に住んでいて生活費はほぼかからない人でも、ワーホリでこちらに来ると渡航費や家賃や食費など「海外に住むためのコスト」が発生しています。環境のところで言及したような「環境」を買うために出費していると考えると単純な授業料だけの比較はあまり意味がないかもしれません。ワーホリ移住当初に語学学校に行くべきかどうかはどういう仕事に就くかにもよると思います。英語力がほとんどない状態だと現地経営のお店に受け入れてもらうのは正直難しいと思うので、英語力があまり問われないジャパレスや日本人相手のお土産屋さんなどが候補になりますが、そういう場所だと周りが日本語ばかりで上記「環境」という意味では海外で生活するメリットがなく、英語も覚えないまま1年が経ってしまう人もいます。かと言って語学学校に2、3ヶ月通ったからといって英語が必須の場所で雇ってもらえるほど甘くないのも事実です。地方の方に行けば牧場や果樹園(もちろんKiwi経営)で英語力があまり重視されない肉体労働系の仕事もあると思いますが、その辺りはきっと経験者の方がコメントくれるでしょう。
いずれにしても、基礎的な英語力があるかどうかでワーホリに来た時に就ける仕事も語学学校に通った時の伸び方も違ってくるので、日本にいる間から英語に触れる、英語を勉強するという努力はできるだけやっておいた方がいいですね。
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ちゃこ>トラトラさん
こんなに丁寧に回答してくださるとは思いませんでした。。。
漠然とした質問を丸投げした自分が恥ずかしく思います。汗
詳しく説明していただいてありがとうございます。わたしがなぜこの質問をしたかというと、ニュージーランドにかぎらず、移住にしろワーホリにしろ、「日本人はとりあえず語学学校」みたいな流れがあるようで、逆にわたしはその情報の真意に疑問を持ってしまったのです。
「語学学校行くべし」は「英語ができない」日本人を相手にした、エージェントが勝手に用意したレールなんじゃないかと。。。実際、ニュージーランドの移住者ブログなどをみても、やはり移住当初は語学学校に通われている方々が多いですし。
本当に語学学校というものが移住を始めるにあたって必要なのか、を確認したかったのです。
トラトラさんの情報は信じれます。ありがとうございます。-
トラトラ漠然とした質問もこういうフォーラムでは悪いことばかりではないですよ。あまり具体的でないからこそ私のように聞かれてないことまで細かく答えるお節介な人が出てきて(笑)、そして逆に具体的でないからこそ多くの人が読んで参考になる情報が集まるものです。
英語が話せるようになりたいからワーホリに来るという人でありがちなのは、英語力がないから英語を使える職に就けない、そうなると益々英語力が付かない、だからまた英語が必要な職に就けない…という悪循環に陥るパターンです。事前の勉強もそうですが、仕事も勉強もできるのがワーホリビザのメリットなので、この悪循環から抜け出すために語学学校をうまく活用してください。ネイティブでないとはいえ、同じ目的を持つ他国のクラスメートと仲良くなるのは結構励みになるものです。
フルタイムの語学学校以外にも、地域のコミュニティーや教会が主催している英語クラスもあったりします。コマ数が限られてはいますが費用は抑えられるので、時間が合うようならそういう所を活用してみるのもいいかもしれません。日本を出る前にも英語の勉強を、と偉そうなことを言いましたが、どんなに時間をかけてもお金をかけても完璧な準備はできません。ある程度来る時期を決めてしまって、そこに向けて精一杯勉強する、お金を貯める、情報を集める、そしてその時が来たら迷わず行動に移す、という考え方にするといいんじゃないかと思います。
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ちゃこありがとうございます。語学学校に関しては、もう少し考えてから決断しようかと思います。
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わかめただ語学学校に行くだけで英語が上達することはないですよ。それは、海外に行けば英語が喋れるようになると思っているのと同じことです。
結局、自分が英語に対してどこまで向き合うか、が全てでしょう。
海外在住で数年、十数年住んでいる人でも片言の英語レベルから抜け出せない人はたくさんいます。「とりあえず語学学校」というスタンスではなく、自分の目標を達成するための手段の一つとして、語学学校を利用するくらいの気持ちで行くことをおすすめします。目的が明確なら、語学学校は英語学習の上で非常に効果的になると思いますよ。
逆に言えば、語学学校に行かなくても英語を伸ばす手段はいくらでもあります。
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ちゃこわかめさんも回答ありがとうございます。おかげさまで、語学学校に関してはなんとなく理解できたつもりです。
また英語の学習法についても質問させていただきましたので、時間があれば見て下さい。
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えいごりあんIELTSなどの資格が目的なら、語学学校での学習が効果的です。
なぜなら、ネイティブでないとわからない感覚をネイティブ(先生)に遠慮無く質問できて、わかりやすく答えてくれるからです。特にライティングとスピーキングにおいて。
例えば、日本の教育で習った文法や表現をそのまま使っていると、ネイティブに言わせれば「意味はわかるけど、そうは言わない」英語になっていることがあります。でもそれは、片言の日本語を喋る外国人をイチイチ訂正したりしないのと同じことで、日常会話では問題ないですし、相手にいちいち指摘されたりしません。
しかし、IELTSの試験などでは変な英語は減点対象です。
自分の発する英語をネイティブに添削してもらわないと、いつまでたっても英語らしい英語に近づかないし、そもそも変であることに気づきません。語学学校(の先生)はこれを修正するのにとても役立ちます。
逆に日常会話を上達させたいだけなら、語学学校にこだわる必要はないでしょう。それこそネイティブの友達やご近所さんとの会話、教会の英会話なんかを利用して英語になれていくのが一番だと思います。
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